深夜、手をつないで帰る。

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飲みに行くなとは言わない、終電で帰ってきてくれなんて言わない、だからせめて夜が明けるまでに帰ってきてよ、ひとりで朝を迎えるのは悲しくなるからさ。そう言い続けては反故にされ、今に至る。

 

だから昨日も、連絡もなく午前2時を回ったとき、やばいと思った。はあ、またいつものパターンか。あれ、えぐられる感じで孤独を感じるんだよなあ。つってため息つきがなら、近所のコンビニに煙草を買いに行ったら、向こうから千鳥足の相方の姿が。

「おまえがうるさいから帰ってきたわっ!」

「酒くさっ!どんなけ飲んできてん!あほか!」

人通りがなかったから、手を繋いで帰った。すこしはこちらの思いが相方に届いたのかもしれない。