クラビ滞在4日目の朝。
前日死んだように寝たので、僕も相方も、なんとか体調は回復しました。
とはいえ、まだ本調子ではなく、ふらつきや胃のむかつきなんかもあり、
相方:「もう今日は何もしない!何もしたくない!」
ということで、ライレイ・ウエストのビーチで日がな一日、のんびりすることに。
「ローン、ローン、ローン、マーク、クラップ!!!」(タイ語:暑い暑い暑い!!!)
直射日光が殺人的なので、木陰を陣取り、
寝たり、起きたり、しゃべったり、また寝たり、めちゃめちゃ気持ちのいいひとときでした。
わかります?人が何人か、岩にへばりついているんですよ。
ここはロック・クライミングの聖地らしいです。
見ていてヒヤヒヤ、めちゃくちゃ怖かったです。
怖いと言えば、こいつ。野猿がこんな近くに・・・
何もすることのない一日というのは、思った以上に長く、
僕らは、バカな話から、将来の真剣な話まで、いろんな話をしました。
明けて2016年は、僕らが付き合いはじめてから丸20周年という節目の年になります。
いままでありがとう、これからもよろしく、みたいな。
出会った頃とは関係性もずいぶん変わったけれど、もう「恋愛」なんかじゃないけれど、
この世知辛い世の中で、お互い支えあって生きていける人に出会えたというのは、
とても幸せなことなわけで―――。
今回の旅で、残念だったのは、体調不良でお酒をほとんど飲んでないということ。
美味いビールを飲むためにタイに来たと言っても過言ではないのに・・・
クラビ滞在、最終日。
今日は昼にクラビを出発し、バンコクに戻ります。
満喫!!!というわけではなかったけれど、それなりにいい思い出を作ることができました。
ピピ島のきれいな海を見ることもできましたしね。
9年間続いた「正月タイ旅行」もこれで最後か、と思うと、名残惜しくもあり、
ひょっとしたら、人生最後のタイ旅行かも、なんて考えると感慨深いわけですが、
まあ9年間、さんざんタイの思い出を作ってきましたし、
これから、また違う思い出を、ふたりで作っていけたらなあと思っています。
相方:「来年は雪を見ながら温泉、なんてのもいいかもな」
僕:「なんだか中年臭がプンプンするよな」
こうして、僕らの最後のタイ旅行は終わっていきました。
(おしまい)