自分から淀川花火に行きたい、行こうぜい、
なんて言い出したくせに、
ちょっと雨雲が広がりだしたら「やっぱやめとく?」と、
二の足を踏むので、
「ここまできたら行くやろ、普通!!」つってムリヤリ相方を連れ出した。
そして、この大輪。
僕:「ほらごらん。ったく出不精なんだから」
ひさしぶりの淀川花火はあいかわらず心臓に響く爆音で、
その爆音のたびに、でっかいのが次々に上がって、
帰り道、
相方が「あと何回ふたりで花火見られるかなあ」と言った。
たとえばどちらかが死んだり、
体を壊したり、
仕事やいろんな理由で離ればなれになったり、
そんな未来が年齢的に決して遠くないわけだけれど、
できることなら、
いつまでもふたりで見られたらいいな、
と僕は思った。