相方さん、しみじみと。

相方さん、

寒い寒いと足をからめる

布団のなかでしみじみと呟く。

 

「これさあ、

このさき、どっちかが先に逝ったとして、

 残されたほうはつらいどぉ~」

 

僕、返す。

 

「大丈夫、俺、先に逝くから。

こんなもん先に逝ったもん勝ちやん?」