僕らが出会ったのは京都のクラブだ。
以前ゲイバーで見かけたよと、
僕に声をかけてくれた。
今から思えば、
あの日、あの瞬間が、
僕の人生の分岐点だったのだと思う。
それが、1996年4月のお話。
ふたりとも学生だった。
時間は流れて2018年4月。
あの頃うまれた子供たちが今年大学を卒業して就職する。
それくらいの年月が経った。
そして僕らはあとすこしで22周年を迎える。
「銀婚式が見えてきたね」
なんて言われて「銀婚式かあ」とちょっと笑ってしまったけれど、
ゲイカップルのなれの果てが、
いったい何処にたどり着くのか自分でも楽しみだし、
なにより、こんなにも長く好きでいさせてくれた相方に、
すごく感謝している。
というわけで、記念日カウントダウンはじまりはじまり。