ゲイバーで酔っぱらうと色をこきはじめるのは、僕の悪い癖だ。
タイプの子が隣に座れば、かわいい、かわいいと誉めちぎって、
そのうち相手が身を寄せてきて、
僕の太ももなんかに触れてきたりなんかして、
カウンターの下で他の客にバレないように手を繋いだりして、
そして、わざとちょっと時間をずらして店を出て、
そしたら、その子がエレベーター降りたビルの前で待ってたりして、
僕は泥酔したふりをして、
暗がりで抱きしめて、キスしまくって、
けれども、そこからどうしたものかいつも悩む。
べつにエッチしたいわけでもないし、
そもそも酔っぱらって勃たないし、
LINE交換してまた会いたいわけでもない。
要するに、酒の席のベタベタな疑似恋愛が好きなだけなのだ。
というわけで、この週末、
相方さんが不在というので余計にハメを外しすぎ、
年甲斐もなく汚い飲み方したナァと、只今絶賛後悔中。