12月30日、相方にたたき起こされて関西空港に向かいます。
行き先はマレーシア。
といっても、今回行くのはクアラルンプールがあるマレー半島ではなくて、
海を隔てたボルネオ島というでっかい島にあるコタキナバルという町です。
東南アジアで一番高いキナバル山、熱帯雨林、そしてオランウータンとテング猿。
乾季には海が綺麗なんだそうですが、
生憎、今は雨季なので街歩きとジャングル中心の旅行になりそうです。
というわけで、いつものだらだら旅行記です。
仁川空港でトランジットしています。
搭乗は5時間後。
今年は旅費を極力抑えようと、ジンエアーという韓国のLCCにしたわけですが、
さすがに空港で5時間ってのは時間を持て余し、
なぜか相方が持ってきた将棋をさしてみたり、
行き交う韓国人をみて、
「なんちゅうメガネしとんねん!」「髪型、コボちゃんかっ!」
と、ツッコミを入れるゲームをしてみたり、
そんなふうにむりやり時間を潰して、
どうにかコタキナバルに向かう飛行機に乗りました。
ようやくたどり着いたコタキナバルの空港で、
うぎゃっ!エクスチェンジが全部閉まってる!!!事件が発生。
「このままやと、タクシーすら乗られへんやんっ!(必死)」
空港中を探し回って、ようやくエクスチェンジを発見。
なんとか円をリンギットに換えることができました。
夜着便でコタキナバル行かれる方はご注意を(2Fにあります)。
ホテルにクリスマスツリーが飾ってました。
イスラム教の国でええんかいな、と思わなくもないけれど。
ホテルの部屋はこんな感じ。まあ、いたって普通の。
お腹がすいたのでホテル近くの食堂でマレー料理をいただきます。
ナシゴレンを中心にスープやらサテー(焼き鳥)やら。
以前、クアラルンプールに行ったことがあるのですが、比較するとコタキナバルの方が味付けが薄いかも。
もちろん、めちゃ美味しいです。だいたい1品7リンギット(約200円)くらい。
イスラム圏なので基本、アルコールは置いてません。
そんなこんなで1日目はさらっと流す感じで終わり。
おはようございます。12月31日、大晦日の朝です。
天気は曇りがち。ところどころ青空が見えます。
コタキナバルはいま雨季なのだそうです。
といっても年がら年中、雨は降るらしく、むしろ乾季のほうが雨量は多いみたいで、
結局、熱帯雨林の町なので雨はつきものなのだそうです。
赤道直下だけあって、太陽がでるとめちゃくちゃ暑いです。
湿気もあって汗がとまりません。
あまりの暑さに、ホテルに退散。太陽に負けました。
マレーシアの通貨はリンギット。
1リンギットがだいたい30円くらいです。
物価は思ったより安くないです。
午後からテング猿ウォッチングツアーに参加しました。
中国人5:韓国人3:日本人2:西洋人皆無という割合です。
コタキナバルは中国人がやたら多いです。
ボートに乗って、テング猿探しに出発です!
さっそくいました(笑)こんな簡単に見つかると値打ちが…(笑)
でも望遠レンズを持ってないので、画像はこれが限界。
鼻が天狗なのはわかりますが、表情まではわからないですね。
テング猿はここボルネオ島のジャングルにしか生息してないみたいです。
ガイドさんがあそこにもいるよ!と言ってくれるのですが、
遠すぎて豆粒くらいにしか見えません。
相方が日本から持ってきた秘密兵器、オペラグラスかこんなに役立つなんて。
野生のテング猿が見られて僕も相方も大満足!
一旦、陸にあがって日が暮れるまで待ちます。
昼間、テング猿の見られるこのジャングルは、夜になると蛍がきれいなんだそうです。
というわけで、今度は蛍を見にボートに乗り込みます。
光が仄かすぎて普通のカメラやスマホでは画像も動画も撮れないのですが、
夥しい数の蛍がひとつの木に群がる光景はとても幻想的で、
それはまるでクリスマスツリーのようで、
僕も相方も「来てよかった」とうっとり気分なのでした。
コタキナバルに戻って、ウォーターフロントというエリアにきました。
イスラム圏なのでお酒を置いているレストランが少ないのですが、
ここウォーターフロントはお酒が飲めるので地元の若者と観光客が集まってます。
(アルコール類はお値段けっこうお高めです)
あと数時間で2017年が終わります。
当たり前のようにいつもいつも相方が隣にいます。
去年の大晦日も、一昨年もその前も。
ずっと一緒にいてくれてありがとう。
ずっと好きでいさせてくれてありがとう。
今年もそんなふうに相方に感謝しながら、
飲んだくれて一年が終わってゆきました。