あおぞらのあお。
やまのみどり。
つちのちゃいろ。
都会とはぜんぜんちがう色。
なにげに、
ふたりで井上陽水の「少年時代」を口ずさむ。
都会育ちだけど、なんかどっか懐かしい。
金沢から車で小一時間。
「白川郷なんてどうせ人がうじゃうじゃなんだから、ツウは五箇山なわけよ」
ごはんの写真を撮る相方。
これは完全に僕の影響。
僕はインスタやこのブログにアップするんだけれど、
そういうのをやっていない相方は、
ただ撮って、おしまい。
メモリの肥やし。
「のわっSDカードいっぱいやて」
「ほら、言わんこっちゃない」
ほんとうに相方はこうゆう細々した土産物をよく買う。
僕は、
「それはもったいなくない?」
「実際、家にあっても使わんでしょ?」
などと、ついつい言いたくなるのだけれど、
せっかく機嫌よく買い物してるのだからと、
じっと我慢している。
和紙づくり体験。
ほんとは、蕎麦打ち体験したかったけど、
予約でいっぱいだって。
「ほら、俺の勝ち」って何基準!?
テレビのロケやってました。
中継が回ってきて、
キムタック(フジのアナウンサー)が、急にテンションMAX。
「さすがプロやな」
「人がオンオフ切り換える瞬間て、なんかこわい…」
土筆(つくし)をみたのはいつぶりか。
夕方になって、観光客がほとんどいなくなった。
これが本来の五箇山の姿なんだろうな。
僕「うおおお!煙草吸いたいっ!!」
相方「我慢なさいわっ!!」
(五箇山は全面禁煙なのです)
このGWのさなかに、よく宿がとれたもんだ。
Agodaで最後の一室だったし、
たまたま運よくキャンセルが出たんだろう。
そんなわけで、世界遺産に宿泊。
世界遺産に宿泊って、この響きがいい。
お世話になった民宿。
おかみさん、めっちゃいい人だった。
ごはんは美味しいし、
合掌造りで雰囲気あるし、最高の宿。
囲炉裏でイワナを焼く。
なんか、ほっとする。
この歳になるとね、
人はひとりじゃ生きられないってのがよくわかる。
なんか最近しんどかったんだ。
仕事とか、親の面倒とか。
だから、相方が隣にいてくれることが、
すごい心強くて、
あのときも、あのときも、あのときも、
迷ったけど別れなくてよかった。
そんなことを思ったゴールデンウィークだった。