頭の中にヒゲダンのSubtitleが流れてる。
最初に聴いたときは、
マーケティング重視の商業用楽曲だな、
と思ったけれども、
何回か聞いていると心にずしんと、
重く響くものがある。
無事、28周年を迎えることができた。
クリスマスも誕生日も特別何もしない僕らだが、
記念日だけは毎年、
普段よりちょっといいご飯を、
食べに行くことにしている。
今年は寿司を食べに行った。
一貫一貫、その魚に合った調理をした、
繊細で最高の味。
贅沢で幸福な時間だった。
29年目に突入。
十年ひと昔というならば、
僕らの出会いはおよそ三昔前の話になる。
これまで積み重ねてきた日々を、
全部憶えているわけではないけれど、
記憶からこぼれ落ちた日々のひとつひとつが、
得体も知れない大きなパワーになって、
これからの僕らの未来を、
力強く支えてくれそうな、
そんな気がしている。
相方と一緒にいるかぎり、
楽しくて楽しくてたまらないという、
そんな未来しか想像できない。
たぶん、僕は幸せ者なのだろう。
本当に感謝しかない。
絶えず僕らのストーリーに
添えられた字幕のように
思い返した時
不意に目をやる時に
君の胸を震わすもの
探し続けたい
愛してるよりも愛が届くまで