辛うじてのクリスマスケーキ。

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お互い仕事から帰って、

テレビ見ながら、

スーパーで買ったお惣菜食べて。

 

巷のカップルのように、

この日にそれなりの「特別感」がほしかったけれど、

何をどう逆さまにしても、

そんなものは何処にも見当たらず、

あるのは、ただただ、ただの日常。

 

そして最後に辛うじてのクリスマスケーキ。

まあ、いいんだけど。

 

習慣。

いまだ僕らはひとつの布団で寝ている。

左が相方で右が僕。

 

相手の温もりを感じられるのはいいけれど、

大の字になって寝れないし、

冬は隙間から冷気が入ってきて寒いし、

なにかと煩わしいことが多いのも事実。

 

そして、今日、

相方は出張で不在。

 

本来なら布団一枚、

自分ひとりで使える絶好のチャンスのはずが、

布団に入ると無意識に左側をあけてしまう自分がいて、

「習慣」ってすげえなあと思った。

 

 

1990年代の人間。

1990年代の人間だなあと思う。

否、たしかに今は2018年で、

僕らは今を生きてはいるんだけれど。

 

かっとびハヤブサシビック号で、

相方さんと夜な夜な、

真夜中の京都の街をドライブしてた頃を思い出す。

車内で流していたのは、こんな曲だった。

 

いい時代だった。

ふたりとも学生で、時間はあり余るほどあった。

小沢健二が神様だった。

 


Flipper's Guitar - 恋とマシンガン (Young, Alive, In love)

 

あまたのカップルがいろんな理由で別れていくように。

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自分たちだけは大丈夫だなんて思わないし、

自分たちが特別だとも思わない。

あまたのカップルがいろんな理由で別れていくように、

僕らもいつどうなるかなんてわからない。

 

ただ今のところ、

相方と飲む酒は格別に旨いと思っているし、

たぶん相方もそう思ってくれていると思う。